猫の健康診断、猫ドックの費用や注意点など

猫の定期健康診断人間と同じように、猫もある程度年を取ってくると定期的な健康診断や猫ドックを受けることを獣医師から勧められます。

参考記事猫の年齢を人間に換算すると何歳かでより詳しく書いていますが、猫は人間よりも早く年を取る生き物です。

そのため、見た目は若々しく可愛い猫も、10歳前後からは高齢猫となります。

半年~1年に1回は定期的な健康診断や猫ドックといった猫のための健康チェックを動物病院で受けることが、猫が健康に年を重ねて行くための一助となります。

とはいえ、
猫の健康診断や猫ドックってどんなことを検査するのか?
費用はどのくらいかかるのか?
猫にとってストレスにならないのか?

など大切な猫のことだからこそ、気になるポイントもたくさんあります。

この記事では、実際の猫の定期健康診断や猫ドックの実例をもとに、猫の健康診断や猫ドックを受ける際の注意点や費用等についてまとめてあります。

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定期健康診断と猫ドックの違いは

猫の健康診断、血液検査項目など動物病院によっては、猫の健康診断を「人間ドック」と同じように「猫ドック」と表現していることがありますが、人間の場合と同様、猫ドックは健康診断の枠組みの中に入るものです。

それぞれ調べる項目が決まっているわけではありませんが、イメージとして「猫ドック」の方がより多くの検査項目を調べる場合が多い・・・という程度で、猫ドックと表記されていても、基本的には猫の健康診断と定義的に異なるわけではありません。

猫の健康診断・猫ドックの検査項目は?

猫の健康診断、猫ドックの検査項目は大体以下のような検査項目の中から必要なものを選んで受けるというのが一般的です。

検査項目 どんな検査? 必須度/費用目安
問診・身体検査 飼い主への問診、猫の体重測定や触診、聴診、目や耳、口腔内などをチェックします。健康診断に関わらず、猫が病院を受診した際は基本的に身体検査を受けます。
血液検査(血球数検査) 貧血や赤血球増多症、炎症や壊死している部分の有無などがわかります 高/5,000円程度
血液検査(化学検査) 各内臓疾患の有無を調べることができます。 高/5,000円程度
尿検査 尿石症や腎臓病の検査。尿石症や腎臓病になりやすい猫にとっては必須の検査です。 高/1,000円~
便検査 採取した猫の便から寄生虫の有無や腸内細菌の状態を調べます。 高/1,000円~
レントゲン検査 骨、胸部や腹部の大きさや形、位置に異常がないか確認します。膀胱の結石も見ることができます。 中/3,000円~
超音波エコー検査 臓器の動きや状態、腫瘍の有無を調べることができます。レントゲンではわかりにくい、内臓の断面を調べることができます。 中/1,500円~
心電図検査 心臓の病気を診断するために、心臓の動きを波形として記録します。 低/2,500円~
眼科検査 目の検査。簡単な身体検査に含まれる場合もある。 中/2,000円~
歯科検査 歯・口腔・歯垢有無の検査。簡単な検査は身体検査に含まれることもある。

猫の健康診断、猫ドックでのレントゲン画像
検査にかかる時間は、身体検査・血液検査程度であれば、すぐに家族と一緒に猫も帰れますが、レントゲン検査や超音波エコー検査などが検査項目が増えてくると、朝に猫を預けて夕方引き取りというように長時間預ける場合が多いです。

まずは、問診・身体検査、血液検査(血球数検査・化学検査)、尿検査、便検査を基本として、猫の年齢や体調の変化などを獣医さんと相談してレントゲン検査、超音波エコー検査を加えたり、猫の状況に合わせて検査していくのをお勧めします。

猫の健康診断・猫ドックの費用は?

上記の猫の健康診断・猫ドックの検査項目表に目安の金額を入れていますが、この費用は動物病院によって差があります。
今回は、日本獣医師会が出している参考資料家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査を参考に表記しています。

尚、それぞれの検査を別々に受けるよりも、定期健康診断や猫ドックなどで複数の検査項目をまとめて受けることで費用が割安になる可能性が高いです。
定期健康診断や猫ドックの費用は検査項目の種類にもよりますが、7,500円~15,000円がボリュームゾーンのようです。

猫の健康診断・猫ドックを受ける際の注意点

猫の健康診断や猫ドックを受ける際の注意点や尿・便採取のコツなどもまとめておきますね。
例えば以下のような内容を事前にしっかり確認しておきましょう。

  • 前日の夜から絶食(水はOK)
  • オシッコの採取が必要
  • 便の採取が必要
  • 当日捕まらない時のために大きめの洗濯ネットを用意する

猫の健康診断・猫ドック前の絶食

血液検査や超音波エコー検査などを受ける場合は検査の10時間~12時間前から絶食する必要があります。

そのため前日の夕~夜のご飯を食べた後は猫が何も食べることが無い様に気を付けましょう。朝ごはんを出さなくても、お腹を空かせて人間のご飯を食べてしまわないように注意が必要です。

尚、お水は飲んでも大丈夫なので、水分はいつも通り用意してあげましょう。

猫のおしっこの採取方法

猫の健康診断、猫ドックでの尿検査結石や腎臓系の病気になりやすい猫にとって、尿検査は猫の健康診断、猫ドックでは必須の検査項目の一つです。
そのため事前に猫の尿を採取しておく必要があります。

普段固まるトイレ砂におしっこを出している猫のおしっこ採取は大変ですが、例えばいつも使っているトイレにペットシーツを裏側にして置いたり、下におしっこが落ちるシステムトイレタイプの場合も、下のトレイにシートを敷かない様にしたり、裏返して置いたりすることで猫のおしっこの採取が可能になります。

ただし多頭飼いの場合は、人間が1日中猫の同行をチェックしたり、タイミングよく猫のおしっこシーンを目撃できることはなかなか難しいので、1日~半日検査を受ける猫をトイレと一緒に他の猫と隔離するといった対策が必要になります。

また、おしっこは新鮮な状態でないと正確な診断ができない場合があるため、理想は採尿後1時間以内での検査です。

とはいえ、夜間などすぐに動物病院に持って行けない場合など、冷蔵庫で保管すれば6時間程度は鮮度が保てるようです。また猫の定期健診や猫ドックを予約しても、猫のおしっこ検査だけは、検査日より前(もしくは後)の採尿ができた日に持って行けばOKという場合もあるので獣医師さんに相談してみましょう。

猫のうんちの採取方法

猫のうんち(便)も健康診断、猫ドックでは必要になることが多いです。
採取方法はおしっこに比べると簡単です。多少猫砂がついていても大丈夫なので、うんちを見つけたらなるべく猫砂を表面から取って採取すればOKです。

うんちもおしっこ同様新鮮な状態で病院へ持って行く必要がありますが、特に乾燥させないで持って行くことが重要です。猫と暮らしている方はご存じの通り、猫のうんちは放置しておくとかりんとうのようにカラカラに乾いてしまうので、うんちを発見したらすぐにビニールに入れて乾燥しない様にして病院へ持って行きましょう。

大きさは指の第一関節の先くらいの大きさがあれば十分なことが多いようです。

捕まらない時は大きめの洗濯ネットを使って

猫の健康診断、猫ドックに連れていく猫の健康診断や猫ドッグに関わらず、猫をキャリーバッグやケースに入れて外出するのは一苦労です。
もちろん、全く気にしない子も時々いるのですが、大多数の猫は病院へ連れて行かれる気配を感じ取ると必死で抵抗します。

普段からキャリーバッグやケースを猫の安心できる場所としてお部屋に置いておくこともおすすめですが、当日どうしてもバッグやケージに入らない場合は、大きめの洗濯ネットで一度包んであげると比較的楽に連れていくことができます。

その際使う洗濯ネットはとにかく大きいサイズを用意します。

猫の身体に対して中途半端なサイズだと、洗濯ネット自体に入れることが困難になるため、洗濯ネットの口を開けた状態で、上からふわっと被せるだけで、猫の身体がネットの中に入れるような大きさのものが便利です。

病院に行くことはどうしても猫にはストレスになりますが、早めに体調の変化や病気の兆候を見つけてあげることで、その後の病気の悪化を防ぐことに繋がり、結果的には猫にとって最もストレスなく病気の治療ができるようになります。

可愛い家族である猫となるべく長い時間一緒に暮らすためにも、猫の定期健診、猫ドックはおすすめです。

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