猫のブラッシングの基本とおすすめのブラシ類

猫のブラッシングの基本猫の抜け毛を除去したり、毛並みを美しく整えたりするだけでなく、全身のマッサージ効果にもなる「ブラッシング」。

一般的なブラシやコームの他にも様々なタイプの猫のブラッシング、コーミングアイテムがあります。

猫へのブラッシングの必要性や効果に加え、長毛種や短毛種といった猫の被毛タイプによるおすすめのブラシ、コーム類をまとめてみました!
特におすすめのアイテムは購入先も紹介しています。

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猫にブラッシングは必要?

まず、そもそも猫にブラッシングは必ず必要なのかどうかについて簡単に書いておきますね。
例えばお外で暮らしている猫などはブラッシングをしてもらうことは稀ですよね。猫は基本的には起きている時間の内1/4を毛づくろいに費やしているとも言われているほどきれい好きな生き物です。

人間がブラッシングをしなくても自身の舌を使った毛づくろいで、毛並みをつやつやピカピカ、清潔に整えることができます。
換毛期の毛玉対策
しかし、人間とともに暮らしている猫の中には、品種改良された毛が絡まり毛玉になりやすい長毛の猫もいますし、特に換毛期の猫の毛は自然に抜けるままにしておくと人間の部屋は猫の毛だらけになってしまいます。

特に毛玉ができやすいタイプの猫の場合、ブラッシングをしないと毛球症や身体の表面に大きな毛玉ができてしまい猫に負担がかかる状況となってしまいます。

そのため毛玉ができやすい長毛猫や室内で暮らす猫はこまめにブラッシングをしてあげることが必要です。
参考記事猫の毛玉対策、バリカンで刈る方法や上手に吐かせる方法など

猫のブラッシングの効果

猫にブラッシングを行うことについては次のような効果があると言われています。

  • 抜けた毛を取り除く効果
  • 毛ヅヤをよくする効果
  • 毛の絡まりをなくす効果
  • マッサージ効果
  • リラックス効果
  • 猫と人のコミュニケーション効果
  • 人の幸福感増幅効果

ブラッシングをしてあげることで抜けた毛や汚れを取り除き、毛ヅヤをよくすることができます。
また長毛種などの毛が絡みやすい猫の場合は、ブラッシングによって絡まった毛をほどき、大きな毛玉になるのを防ぐことができます。

また、猫の身体をブラッシングすることで猫にとってはマッサージ効果もあり、適度なブラッシングは猫をリラックスした気分にしてあげることができます。

人にとっては猫とのコミュニケーションを取るための大事な時間になりますし、気持ちよさそうにしている猫を見るだけで幸福な気持ちになるというのは猫好きな人ならきっとお分かりのことでしょう。

猫にとっても人にとってもブラッシングは良い効果をもたらすケアですので、ご自宅の猫に合ったブラッシングアイテムで時々ブラッシングしてあげることが猫と人が快適暮らすためには大切なことだと感じています。

猫のブラッシング・コーミングアイテムの種類

良いことがたくさんある猫のブラッシング。様々な猫のブラッシング用ブラシやコームがありますが、猫種や目的によって使用するアイテムが異なります。

一般的な種類の猫用のブラシ、コームの種類をご紹介しますね。

おすすめの猫用ブラッシング・コーミングアイテム

おすすめの猫用ブラッシング・コーミングアイテムについて、
ラバーブラシ、獣毛ブラシ、ピンブラシ、スリッカーブラシ、コーム、アンダーコート用ブラシについてまとめてあります。それぞれの簡単な特徴は以下の通りです。

ラバーブラシ ゴム、シリコン製のブラシ。抜け毛の除去に使う。 短毛種向け
獣毛ブラシ 豚毛製や猪毛製などがある。抜け毛を取り除き、毛ヅヤを整える。 短毛種、長毛種どちらにも可
ピンブラシ 絡んだりもつれた毛を解きほぐす。毛並みを整える。 長毛種、毛量の多い短毛種におすすめ
コーム ノミ取り用などに多くみられる櫛タイプ。金属製のものが多い。ノミ取り以外にも抜け毛を取り除くのにも適しているものも多い。 短毛種、長毛種どちらにも可
スリッカーブラシ 先端がとがった針金状のブラシ。長毛種の毛玉をほぐす。 長毛種向け
アンダーコート用ブラシ 余分な毛を取り除く。 短毛種、長毛種どちらにも可(それぞれ専用のものを使用する)

ラバーブラシ

猫のブラッシングに使うラバーブラシまずはブラッシング苦手な猫でも使えることが多い「ラバーブラシ」です。
ラバーという名の通り、ゴムやシリコン製の柔らかいブラシです。ラバーブラシはブラッシング苦手な猫でも比較的受け入れてくれる子が多いため、一つあると便利なブラッシングアイテムです。

基本的には短毛種の猫におすすめですが、長毛の場合でも大丈夫な子もいます。

ただしラバーブラシは毛を摩擦で巻き込んで絡めとるものが多いため、長毛の猫の場合毛が引っ張られてしまうので嫌がったり、皮膚に悪い影響を与えてしまう可能性もあるので注意が必要です。

また、絡まった毛やできてしまった毛玉をほぐすことはラバーブラシでは難しいので、あくまで抜け毛を除去するためのブラシと思って使用しましょう。

一方お手入れの面から見ると素材(ゴムやシリコン)自体に毛が貼り付きやすく、剥がしやすいという特徴もあるため、毛も適度に採れ、ブラシからも剥がしやすいです。
ただし、毛以外の埃などもくっつきやすく、商品によっては経年劣化でべたつきやすいという点もあります。

ラバーブラシのメリット
〇安い(1,000円前後)
〇ブラシについた毛を剥がしやすい
〇丸洗いできる
〇ブラッシングが苦手な猫でも大丈夫な場合が多い
ラバーブラシのデメリット
〇ほこりなどが付きやすい
〇経年劣化でゴム、シリコンがべたつくことがある
〇毛を引っ張ってしまうこともあるので皮膚に悪影響が出る可能性がある
おすすめの猫のタイプ
短毛種

獣毛ブラシ

猫用獣毛ブラシ
獣毛ブラシで多いのは、豚の毛や猪の毛でできているブラシです。

同じ形状のブラシでナイロンやプラスチック製のものもありますが、抜け毛は取り除けるものの、静電気が起きやすかったり猫の毛に良い影響を与えるとは限らないため、獣毛ブラシは豚や猪の毛などで作られているものがおすすめです。

獣毛ブラシでブラッシングすることで余分な抜け毛を取り除いたり、全身のマッサージにもなります。
短毛種、長毛種関わらず使用することができますので、ブラッシングを嫌がらない猫の場合は獣毛ブラシを基本の1本として揃えておくと良いでしょう。

毛をつやつやに仕上げるという役割もありますよ。

ただし、ブラシに絡まった猫の毛をきれいに取り除くのが難しいという点は、気になる方がいらっしゃるかもしれません。

獣毛ブラシのメリット
〇比較的安い(1,000~2,000円前後)
〇毛ヅヤをピカピカにする
〇長毛、短毛両方に使える
〇普段使いに毎日のブラッシングに使える
獣毛ブラシのデメリット
〇絡まった毛は取り除きにくい
〇ブラシ自体の毛が抜けやすいことがある
おすすめの猫のタイプ
短毛種、長毛種

コーム

猫用コーム
主に金属製の目が細かい櫛タイプのコームです。毛並みを整えたり、抜け毛を取り除く他、毛玉になりかけているような部分をほぐすためにも使えます。

目が特に細かいタイプのコームはノミ取り櫛という名前がついているものもありますが、抜け毛を取り除くためにも有効なので、毎日のブラッシング使えます。

金属製で固いため、顔周りをコーミングしてあげると、スリスリと顔をすりつけてくれる猫が多いです。劣化もしづらく長く愛用できますし、櫛についた毛も取り除くことが簡単なタイプが多いです。

また毛だけでなく、フケ症の猫のフケを取り除くのにも適しています。更に、全身のマッサージ効果もあります。
先がとがっているものもありますが、皮膚を傷つけないためにもコームの先は丸く処理されているものを選ぶのがおすすめです。

コームのメリット
〇比較的安い(1,000~2,000円前後)
〇マッサージ効果がある
〇顔周りなど細かい部分のコーミングもできる
〇ノミ取り機能があるタイプも
〇フケも取り除きやすい
〇金属、ステンレス製のものは劣化しにくい
〇櫛についた抜け毛も取り除きやすい
コームのデメリット
〇固い金属タイプを嫌がる猫もいる
〇1度に採れる毛が少な目
おすすめの猫のタイプ
短毛種、長毛種
岡野製作所(ONS)高級ノミ取り櫛
¥ 1,978(参考価格)
Amazonで検索楽天で検索

岡野製作所の高級ノミ取り櫛は、コームとして非常におすすめのアイテム。
ノミ取り櫛という名前ですが、毎日のブラッシング使用できます。適度な大きさ、固さ、毛の採れやすさと非常にバランスの良いアイテムです。

amazon、楽天で購入できますが、amazonの方が安く販売されていることが多いようです。

ピンブラシ

猫用ピンブラシ

金属製のピン状のブラシ、「ピンブラシ」は長毛の猫や短毛種でも毛量の多い猫の毛玉や絡んだ毛をほぐすのに適したブラシです。こちらもコーム同様先が尖っていると猫の皮膚に傷をつけてしまうことがあるので、先が丸く処理されているものを選びましょう。

ピンブラシは、ピンの部分が弱い製品だと使っているうちに折れてしまうことがあります。
ピンが折れると猫の皮膚を傷つけてしまう可能性が高いので、ピンの強度にも注意して商品を選びたいアイテムです。

毛玉や毛の絡まりをほどく以外にも、猫の身体を優しくポンポンと叩き刺激することでマッサージ効果もあります。ただし皮膚を傷つける可能性もあるので、個人的にはマッサージは獣毛ブラシやコームといった他のブラシを利用するのがおすすめです。

日常的なブラッシングには最適なピンブラシですが、毛が取れる量は少な目なので、換毛期などは他のブラシと併用するのがおすすめです。

また、ピンの隙間が比較的広いので獣毛ブラシよりはブラシについた毛を取り除きやすいものの、完全に取り除くのは難しいのが難点です。

ピンブラシのメリット
〇比較的安い(1,000~2,500円前後)
〇毛玉や毛の絡まりをほどくことができる
〇長毛、短毛どちらにも使用できる
〇人間用のブラシに似ているので使いやすい
ピンブラシのデメリット
〇ピンの部分が折れやすい、抜けやすい
〇毛が取れる量は少な目
〇ブラシについた毛を取り除きにくい
おすすめの猫のタイプ
毛量の多い短毛種、長毛種

スリッカーブラシ

スリッカーブラシ
スリッカーブラシは細い針金のような先がたくさんついたブラシです。

毛先は尖っていますが、先端はくの字に曲がっているタイプが一般的です。特に長毛種の猫の毛の絡まりや毛玉をほぐすのに適しています。

スリッカーブラシは毎日のブラッシング用というよりは、毛が絡まってきたり、毛玉ができたりした場合に部分的に使うブラシと思っていた方が良いでしょう。長毛種の場合は日常的にスリッカーブラシを使用しているご家庭も多いのですが、特に毛が絡まっていない時はスリッカーブラシは皮膚を傷つける可能性もあるので、避けた方が無難です。

抜け毛はたくさん採れますが、やはり先がとがっていることもあり日常的に毛玉がない場所などに使うと痛くて嫌がる猫が多いです。

スリッカーブラシはプロのトリマーさんが使用することも多いアイテムです。使い方も少し難しいので、比較的柔らかいソフトタイプと固いハードタイプがあれば一般的なご家族はソフトタイプを選ぶことをおすすめします。

スリッカーブラシのメリット
〇比較的安い(1,000円~2,000円前後)
〇長毛猫の毛玉や毛の絡まりをほどくことができる
〇抜け毛はよく採れる
スリッカーブラシのデメリット
〇先がとがっているため猫の皮膚を傷つけやすい
〇力加減が難しいため嫌がる猫が多い
〇毎日のブラッシングには不向き
おすすめの猫のタイプ
長毛種

アンダーコート用ブラシ(ファーミネーター)

毛玉対策にファーミネーター
猫の毛は一般的に表面側の毛オーバーコートの下に、ふわふわのアンダーコートが生えています。

アンダーコート用のブラシは、オーバーコートはもちろんですが、より内側に生えているふわふわのアンダーコートもしっかりとることができ、よりたくさんの毛を効率的にとることができるアイテムです。

ブラシというよりもコームに近い形状ですが、手動のバリカンっぽいと感じるほどよく毛がとれます。
換毛期など毛がたくさん生え変わる時期に使うと威力を発揮してくれます。

尚、アンダーコート用のブラシは「ファーミネーター」という商品が一番メジャーですが類似品も出回っているので質が悪いものを購入してしまうと、猫の皮膚に傷をつけかねませんので注意が必要です。

他のブラシ類に比べるとお値段がちょっと高いものの、1本持っていると換毛期など猫の抜け毛が増える時期は本当に重宝します。

アンダーコート用ブラシ(ファーミネーター)のメリット
〇抜け毛が大量に採れる(換毛期におすすめ)
〇コーム部分についた毛もきれいにとれる
アンダーコート用ブラシ(ファーミネーター)のデメリット
〇高い(5,000円前後)
〇やりすぎると毛がとれすぎることがある
〇毎日のブラッシングには不向き
おすすめの猫のタイプ
短毛種、長毛種(種類によって使い分ける)
ファーミネーター [正規代理店品] 長毛種用 ライトパープル 小型猫用 Sサイズ
¥ 4,131
Amazonで検索楽天で検索

上記のリンクは正規品のファーミネーターです。種類が長毛種用の小型猫用Sサイズですが、ファーミネーターには短毛種用やサイズもS、Lとありますのでお家の猫にあったタイプを選んでくださいね。

ちょっと変わり種の猫のブラシ・コーム代わりのアイテム

歯ブラシ

猫に歯ブラシあまり知られていませんが、身近なアイテムである「歯ブラシ」で顔周りをブラッシングされるのが大好きな猫が多いです。

歯ブラシは適度に柔らかですが、トゲトゲした感触もあり、猫が舌で舐める時の感触に似ているようで歯ブラシでお顔周りをナデナデすると喜ぶ子が多いです。

猫同士で舐め合う状態を歯ブラシを使うことで人間も猫の仲間同士の舐め合いに似たコミュニケーションをとれる・・・かもしれません^^。

ねこじゃすり

ねこじゃすりそしてかなり変わり種なのが、こちらの「ねこじゃすり」という猫用のブラシ、というかやすりです(笑)。
やすり専門メーカーのやすりのワタオカさんが開発した、猫の舌のようなザラザラ感を実現したアイテムです。

キャッチフレーズは『ねこがうっとりとろける不思議な道具「ねこじゃすり」』。
猫の好みにもよりますが、ハマる猫は確かにねこじゃすりでナデナデされるとうっとりとした表情を浮かべてくれます。

ねこじゃすりと猫
実際に10匹ほどの猫にねこじゃすりでスリスリさせていただきましたが、半数くらいの猫がうっとりとした表情を浮かべ、ねこじゃすりを気に入ってくれました!

残りの半数はじゃれてガジガジする・・・ということが多かったのでおもちゃと認識されてしまったのかもしれません。
好みはもちろんありますが、愛猫との新しいブラッシングコミュニケーションツールとして面白いアイテムです。

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ペットグルーミンググローブ

ペットグルーミンググローブネット上でも話題に上がっていることがり、時々見かけるのがグローブタイプのブラシ。

ラバーブラシの一種なのですが、グローブのように手にはめた状態で猫の身体を撫でると毛が採れるというアイテムです。

グローブはちょっとごわごわしているものの、装着してしまえば、問題なく猫をナデナデ可能です。

顔周りもスリスリすると気持ちが良いようです。毛もそこそこ採れますし、ブラッシングはグローブに貼り付いた毛をぺろ~んと剥がすことができて人間側も気持ちいい使用感ですね。

ブラシ部分のメッシュ生地に猫毛が付きやすいのと、ブラッシング後も猫の身体に毛の取り残しが結構残るため、グローブブラシの後に手で毛の取り残しを集めてあげる必要はありますが、全体的に人も猫も気持ちの良いアイテムです。

大きな手にびっくりする猫さんも時々いますが、慣れてくれると気持ちよくなでなでされる猫さんが多いです。

いくつかメーカーがありますが、安いものでも問題なく使用できました!
上記の写真は780円のTobbiheim ペットブラシという比較的安いタイプのものです。
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ANGLE TEEZER タングルティーザー

ANGLE TEEZER タングルティーザーを猫ブラシとして使うそしてこちらは猫用ではなく、人用のブラシ「ANGLE TEEZER タングルティーザー」。

もちろん人用なので、本来は猫のブラッシングアイテムではないのですが、元々猫っ毛で髪の毛が絡まりやすい人にサラサラになると話題になっていた商品。

どなたが最初に使ってみたのかは不明ですが、猫に使ってみたところ猫の毛がサラサラになると話題になり、愛猫家の間でも人気が出ているブラシです。

トゲトゲのブラシ部分は熱可塑性ポリエーテルエラストマーという素材、この柔らかさとトゲトゲ具合かかなり絶妙で人間が頭皮に使ってもとっても気持ちがいいブラシ!

おそらく猫たちもこのブラシの感触気持ちいのではないでしょうか。今のところタングルティーザーのブラシは試した猫みんな気に入ってくれています!

ただし毛はそこまで採れませんので、毛をサラサラにしつつマッサージ効果のあるブラシという感じでしょうか。
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あくまで人用ですので猫へご利用される場合はその点をしっかりご確認くださいね。

以上、猫のブラッシングの基本とおすすめのブラシ類をまとめてみました。愛猫さんの健康管理と家族とのコミュニケーションのためにもブラッシング時々やってみてくださいね。

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