掃除がしやすい猫トイレのレイアウトアイデア
猫と暮らすために必須な猫トイレ。
お散歩で外に行く犬とは違い、完全室内飼いが推奨される猫は家の中でおしっこ、うんちを出すのが基本です。
猫と暮らしている人の中でも一番悩むポイントが多い猫トイレですが、なかなか他のお家の猫トイレ事情を見ることができる人は少ないのでは?
また猫と暮らしている人同士は知り合いになることも少ないので、他の家の猫トイレと自宅の猫トイレを比べる機会もありませんよね。
そんな方のために、掃除のしやすい猫トイレの実例をご紹介します。
目次
掃除のしやすい猫トイレの置き場所
まず掃除のしやすい猫トイレの置き場所については、別記事猫トイレの置き場所の基本で猫のトイレの置き場所を選ぶ上でのポイントは以下の通りとご紹介しています。
◎床が濡れたり汚れりしても大丈夫な素材
◎お客さんから目立ちにくい
◎人通りが少ないので猫が落ち着ける
◎匂いがリビングやダイニングに届きにくい
◎コンセントが近くにある
◎換気扇、小窓が近くにある
◎掃除道具類が近くにまとまってサッと取れる
上記のポイントをなるべく満たす場所に猫トイレを設置すると掃除がしやすいことが多いです。
それでは、掃除がしやすい猫トイレの実例をいくつかご紹介します。
掃除のしやすい猫トイレの実例(1)
まず最初の実例は、洗面台の下に設けられた箱タイプの猫トイレです。
使用しているのは鉱物系の砂で塊は可燃ゴミとして捨てる猫トイレです。
設置場所が洗面台の下なので床はクッションフロア、仮におしっこやうんちなどが少しはみ出てしまっても、床に滲みることはなく拭き取りやすいです。
箱のサイズも大きめサイズなので、比較的大型の猫でも余裕を持って座れるサイズ。
また、深さも十分あるので、砂も飛び散りにくい大きさです。
真横には換気のための小窓もあり、匂いは全く籠らない様なレイアウトになっています。
また、猫トイレの横には籠に入った掃除道具がまとめて置いてあります。
スコップは箱の角につけることもできますが、箱の角に引っ掛けた場合、猫がトイレ後に砂かけをしたはずみで取れしまい、砂の中に落ちてしまうことが多いので、カゴの中に更に少し厚手のビニール袋を設置し、そこにスコップを入れています。
カゴの中には、スコップの他、ビニール袋とウェットティッシュがセットに。
こういったセットが横にあるとお掃除はとてもしやすいですね。ビニール袋は市販の透明のものもおすすめですが、匂いの漏れなどが気になる場合はペット用の色付き、防臭効果高めのタイプを選ぶとより快適かと思います。
また、上記の写真の実例にはありませんが、砂の飛び散り掃除用に、小型のホウキとチリトリもあると尚掃除しやすさがアップします。
そして、トイレの側には蓋がしっかり閉まるタイプのゴミ箱も設置してあります。
猫のトイレゴミ用にオムツ用のゴミ箱など匂いの密封性の高いゴミ箱を選ぶお家もありますが、蓋がある程度しっかり閉まるタイプのゴミ箱でしたら、さほど臭いは漏れないことが多いです。
もちろん、開けると匂いはしますが、猫のトイレゴミを捨てる間だけサッと開け閉めする程度でしたら、専用のゴミ箱でなくても十分快適に保てるかと思います。
掃除のしやすい猫トイレの実例(2)
次の実例はシンプルに猫トイレを人間トイレのスペースに置いてあるお家です。
もし人間トイレに猫トイレを置くスペースがあるのであればかなり掃除もしやすく理想的です。
この実例は床が無垢のヒノキなので、床に漏れた場合などは若干心配ですので、周りに漏らす可能性のある猫の場合はその部分だけペットシートなどをひくと良いかもしれません。
人間トイレ内に水洗もあると、拭き掃除などもこまめにできます。
人間トイレに猫トイレを置くのはスペース的に難しいお家が多いものの、換気扇や水洗もトイレ内にあるので掃除がしやすい猫トイレレイアウトが実現できます。
またこちらのお家では、固まりやすい鉱物系の猫砂と軽い紙系の猫砂をブレンドして使用しています。
掃除のしやすい猫トイレの実例(3)
3つ目の掃除のしやすい猫トイレの実例はリビングに置いてある猫トイレです。
リビングの台の下に猫トイレを並べて置いてあります。
写真には写っていませんが、台の上は大きな窓があり換気もバッチりです。
またトイレの手前にはマットも敷いてあり猫砂が遠くまで飛び散るのを防いでくれたり、猫の足の汚れをふき取るのに役立ちます。
トイレの周りには、掃除用具入れ、ゴミ箱、スコップ入れと猫トイレに使う道具がコンパクトにまとまっており大変使いやすいです。
掃除用具には、小さいほうきとチリトリのセット、ビニール袋も数枚入っています。
こちらのトイレはおからタイプの猫砂でトイレに流せるタイプなので、ビニール袋はあまり使うことが無いのですが、ちょっとした汚れ物を捨てるように何枚か入れておくと便利です。
そして、スコップは別のボックスに入れてあります。
このボックスにおからタイプの猫砂の塊やうんちを入れて、人間トイレまで運び流して捨てます。
トイレに流せるタイプの砂は、人間トイレまで運ぶためのボックスを用意してそこにスコップを入れておくととても掃除がしやすいです。
このボックスはサッと水洗いもできるようなプラスチック製で軽いものを用意すると使いやすいかと思います。
なお、猫トイレを丸洗いし砂を全部交換するのは理想は1か月に1回程度ですが、しっかりコマめに丸洗いしているご家庭は少ないので、ご家族が汚れてきたな・・・と思う頻度で大丈夫だと思います^^。
あまり神経質にならずに、猫とご家族両方がストレスなく快適に過ごせる猫トイレを目指したいですね。
掃除のしやすい猫トイレの実例(4)
箱タイプの猫トイレが続きましたが、システムトイレタイプの猫トイレの掃除をしやすくするアイデアもお伝えしますね。
システムタイプのトイレの場合は、うんちは都度とりますがおしっこはシートに複数回溜まって交換する場合が多いです。
そのため、うんちをスコップで取って捨てる作業とペットシーツを取り換える二つの作業が発生します。
ここでお掃除のしやすいシステムトイレのレイアウトに多いのが、ペットシーツを猫トイレの横に取り出しやすいように並べてある例です。
写真のようにトレイにペットシーツを出して並べておくと、サッと交換できて便利です。
一緒にビニール袋やウェットティッシュをトイレに入れておくとよりお掃除のしやすさはアップします。
またペットシーツに関してはシステムトイレ専用の1週間交換不要といったものも良いのですが、毎日1回交換する余裕があるご家族の場合は、安価な100枚数百円程度のものをこまめに好感した方が、猫の毎日のおしっこチェックもできますし、猫トイレを清潔に保つことができます。
また、システムトイレの場合は、おしっこの塊砂が出ないので、ゴミの量は固まる砂タイプに比べると少な目になります。
また、うんちをスコップで捨てることがメインになりますので、トイレの横に小さ目のゴミ箱を置いて、その中にうんちを見つけたらすぐにビニール袋に入れて捨てるという動線ができるとコマめに掃除ができて猫トイレを清潔に保ちやすくなります。
もちろんゴミ箱は蓋つきだとより良いのですが、比較的小さめのものをポンと置いて、溜まって来たらゴミ箱ごと持って、まとめて大きなゴミ箱(匂いの漏れない蓋つきのタイプ)に捨てるという方法もおすすめです。
掃除のしやすい猫トイレの実例(5)
最後に多頭飼育の場合の掃除のしやすいレイアウトの実例です。
もちろん猫の好みや戸建てで1階、2階と別れている場合など条件にもよるのですが、多頭飼育の場合は数が多くなりがちな猫トイレは一か所にまとめて並べてしまうと掃除は劇的に楽になります。
見た目の問題やスペースの問題はありますが、複数の場所にトイレがあるとついつい、掃除が億劫になりガチですので、もし多頭飼育でスペースが許せば猫トイレをまとめて並べてみると良いかもしれません。
以上5つの掃除のしやすい猫トイレの実例をご紹介しました。
まだまだ掃除のしやすい猫トイレの事例はたくさんありますので、掲載許可をいただき次第追加していきますね。