猫のトイレ後ダッシュ「トイレハイ」「うんちハイ」
猫と暮らしている方は目撃したことがある方も多い猫の不思議な修正、「うんちハイ」「トイレハイ」。
猫がトイレ、特にうんちをした後に、ものすごい勢いでトイレから飛び出し、ダッシュ、激しい爪とぎ、ジャンプなど、非常にハイテンションになる現象のことです。
うんちの後毎回起きるとは限らず、トイレ後のほんの短い時間しか起きないハイテンション状態のため、猫と一緒に暮らしていても遭遇率は低めですが、目撃すると「どうしたの!!?」と思うくらい激しくダッシュするため印象に残るご家族が多いようです。
目次
猫の「トイレハイ」「うんちハイ」の理由は?
「トイレハイ」「うんちハイ」の理由は大きく分けて以下のような説が有名です。
- すっきりした解放感
- うんちは緊張する行為
- うんちの臭から離れる
- 自律神経が影響している
すっきりした解放感
うんちを終えた後のすっきりしたという解放感で一気にテンションが上がってしまうという説です。
うんちは緊張する行為
うんちをするときはかなり無防備な状態になります。更に猫は自分の縄張りを維持することを重要視する生き物です。例えば野生の環境では、わざと目立つ場所(高い木の上)などにうんちをする場合もあります。縄張り誇示のためとはいえ、目立つ場所での排泄は非常に緊張する行為。それを終えた後に「やってやったぞ~~~!」と興奮してダッシュしてしまうという説です。
うんちの臭から離れる
猫はおしっこやうんちをした後、匂いを消すために砂をかけるという習性があります。敵に自分の居場所を悟られないようにするためと言われていますが、うんちをした後少しでも遠くに離れようという意識からダッシュで遠くに離れようとするという説です。
自律神経が影響している
うんちをしている時は副交感神経系が優位に働き、うんちの後は交感神経が優位に働きハイテンションになるという説です。
どれも仮説でしかなく、実際「トイレハイ」「うんちハイ」について学術的に研究された事例は見当たりません。
猫のうんちハイの動画
猫の「うんちハイ」「トイレハイ」を見たことがない人のために、猫のうんちハイの動画もご紹介しますね。
32秒ごろにダッシュします。
やや穏やか目のダッシュですが、このようにうんちを終えると一直線にダッシュする「うんちハイ」「トイレハイ」が一番スタンダードなタイプだと思います。
ダッシュ以外にも、キャットタワーをすごい勢いで駆け上ったり、勢いよく爪とぎをしたりと、とにかくハイテンションになります。
「うんちハイ」「トイレハイ」の理由は猫にしかわからない
管理人は様々な家庭の猫の「うんちハイ」「トイレハイ」を多数目撃してきましたが、私の個人的な印象としては
「気持ちよかった~~~~!すっきり~~~!うんちしてやったぜ~~~!!」
というすっきり解放感&一仕事終えてやった、という気分でダッシュしているように見えます。
しかし、猫の専門家の中には、別の理由を挙げている方もいますので、こればっかりは猫に聞いてみないとわかりません。
ちなみにこの「トイレハイ」「うんちハイ」現象は、猫以外の動物ではあまり聞いたことがありません。(犬は近い状態になるという話もありますが、猫ほど明確にハイテンションになるわけではないようです。)
同じ猫科のライオンやトラも「うんちハイ」「トイレハイ」をするのか、機会があれば動物園で聞いてみたいと思っています。