高い!けどデザイン&耐久性ピカイチの爪とぎ「カリカリーナ」
猫の爪とぎ選びは猫と暮らす方にとってはとっても重要です!
お気に入りの爪とぎがないと、途端に壁や家具をガリガリ始める猫さん、結構多いんです。
一方、きちんとお気に入りの爪とぎが用意されると、壁や家具への爪とぎはちゃ~んとやめてくれる猫さんが多いのも事実です。
猫さんの爪とぎ選びについては、別記事でより詳しくまとめたいと思うのですが、ひとまず巷で人気のおしゃれな上に抜群の耐久性を誇る爪とぎ「カリカリーナ」をじっくり使ってみましたので、その使用感(猫さんによる)についてなどまとめてみました。
目次
見た目と名前が優雅な猫用爪とぎソファ「カリカリーナ(caricarina)」
まず、こちらのカリカリーナ(caricarina)、見た目のインパクトが非常に強く、パッと見猫の爪とぎとは思えない優雅さが人気に火をつけました。
とはいえ、優雅で猫が座ってると可愛いだけではなく、その耐久性が非常に高く爪とぎとしても非常に優秀だという口コミが広がっています。
カリカリーナは千葉県にあるアイル株式会社というところが製造販売している日本製の爪とぎ。
猫ちゃんの声を研究した「にゃん工学」に基づいて作られた爪とぎソファです。
パッと見ダンボールタイプの爪とぎなのですが、使われている爪とぎが輸出用梱包などに使われる強化ダンボール。
通常ダンボールの約10倍の強度で、とにかく耐久性が高く、猫が爪とぎをしてもカスが出ないと評判です。
裏側にもちゃんとデザインが施されており、やはり優雅なシルエット。
背面に開いた穴からおもちゃを出すと、猫パンチが飛んできます^^。
裏側はダンボールの表面が出ています。この裏側も何とか活用したい・・・。
公式ショップの他、楽天やamazonでも販売されています。
カリカリーナ 爪とぎ ベーシック エンジェルピンク スタンダード ¥ 7,560(参考価格) ※楽天の方がお店によって時々安いことがあるようです。 |
猫用爪とぎソファ、カリカリーナの強化ダンボール
デザイン面については、見た目で良さがわかるカリカリーナですが、実際に段ボールの強度は使ってみないとわからない部分があります。
私も元々使っていた段ボール系の爪とぎと比べて、段ボールが違うだけで耐久性やカスの出方はそんなに大差はないんじゃないかな・・・とやや懐疑的でした。
カリカリーナでは強化ダンボールという、潰れにくいハニカムの構造のダンボールが使われています。
こちらがカリカリーナのダンボール部分の表面。よく見ないとわからないかもしれないのですが、大きいなみなみと小さいなみなみが交互に並んだ構造になっているのがわかりますでしょうか?
一方こちら、縦向きですが、通常のダンボール爪とぎの表面です。
同じ大きさのなみなみがずっと並んでいます。またウェーブの大きさもこちらは小さ目のものです。
再度こちらがカリカリーナ。
見比べてみると密集度はカリカリーナの方が少ないので、耐久性は変わらない、もしくは通常ダンボールの方が強そうに見えなくもないのですが、実際に猫の爪とぎとして使ってみるとその差は歴然でした!
こちらはカリカリーナで猫がバリバリ爪を研いだ後。購入して2か月くらい猫たちが愛用した状態です。
ちょっと表面のなみなみが崩れていますが、特に大きくえぐれるような部分はなく、表面はパッと見変わりません。
削りかすもほとんど出ておらず、かろうじて表面に出ていた分を集めてもこのくらいです。
むしろ猫が良く寝ているので爪とぎの削りかすよりも毛の方がたくさんついていました・・・。
一方、一般的なダンボールの爪とぎを2か月ほど使った状態のダンボール表面がこちら。
ボロッツボロです・・・。見事にえぐれており元の状態からかなりの削りかすが毎日出ていました。
耐久性に関しては、強化ダンボールを使っているカリカリーナは本当に強度が高く、削りかすもほとんど出ません。
さすがに削りかすはある程度は出るだろうと思っていたのが、ほんとに全く掃除をしなくても気にならないほど出ないので、この点は使われる方は確実に驚かれるポイントだと思います。
気になる猫のカリカリーナの使い心地は?
人間にとっては耐久性もよく削りかすが出ないのでお掃除もほぼ不要、とカリカリーナの使い心地は非常に良いのですが、肝心の猫さんはどうでしょうか?
実際に使っている猫さんたちの様子を見ると、座って休む分には大変満足している様子。
ふと気づくとカリカリーナにちょこんと座って休んでいる姿を良く見かけます。
爪とぎに関しても、よく研いでいる様子。
ただし、座ってソファ的に休む分には問題ないものの、爪とぎ時の体制が身体小さ目の子でもやや窮屈な印象です。
また今回試しているカリカリーナのサイズがスタンダードタイプという一番ノーマル(小さい)サイズのため、大きめの猫は窮屈で身体がはみ出してしまうのか、使う頻度が少なかったようです。
体重3キロ~4キロくらいのやや小さ目猫さんにはちょうど良いサイズ。
男の子などは4キロ~5キロ以上の子も多いので、小さ目の猫さんではない限りはスタンダードよりもグランデ(Lサイズ)、グラングラン(XLサイズ)を最初から購入する方が良さそうです。
爪とぎとしては背中を伸ばして高い位置でバリバリできるタイプが理想
カリカリーナは耐久性、デザイン性は間違いなくピカイチの猫用爪とぎです。
ただし、やや猫が爪とぎをする場合窮屈になる可能性があることと、できれば猫はマーキングを兼ねてうーんと伸びをしながら高い位置でバリバリ爪を研ぐのが好きな子が多いと感じているので縦方向に爪を研げると良さそうです。
そして、実はカリカリーナにはいくつか種類がありまして、縦方向に高いタイプのカリカリーナも存在するのです!
それがカタログに掲載があるこちら、植物も置けるカリカリーナGiorno、円筒形上のカリカリーナmatita、広い平面を縦にバリバリ爪が遂げるカリカリーナMuro。
この3タイプは猫がうーーーんと伸びをしながら高い位置に爪が遂げるので、猫の爪とぎの形としては理想的です!
特に広い平面の高い部分にバリバリ気持ちよく爪がとげるカリカリーナMuroなどは猫さん人気も高そう・・・。
ただし、通常のソファタイプのカリカリーナ自体もお値段がお高いのですが、こちらの縦に長いタイプのカリカリーナは更にお高いのです・・・。
参考価格は以下の通り。
カリカリーナmatita:12,960円(税込)
カリカリーナMuro:54,000円(税込)
確かに耐久性の高い強化ダンボールとデザイン性が高いので良い商品なのですが、猫の爪とぎとしては最高級の部類に入る価格設定です。
もう少しカリカリーナブランドが世に普及して数がたくさん出るようになるとお値段も下がってくるのではないかと期待しています。
ちなみに、その他にも「カリカリーナあなた色」というオーダーメイドカラーのカリカリーナが作れたり、
その他カラーバリエーションや、靴の形といったより優雅さが高まったタイプもあります。
ダンボールハウスや食器などの取り扱いもあるようでした!
なんと、鳥さん用のカリカリーナもありました!
猫飼いならば定番の風景ですが、カリカリーナが入っていた梱包用の段ボールも爪とぎには人気でしたよ^^。
カリカリーナの難点はお値段・・・
カリカリーナの使用感については、ソファタイプのカリカリーナの場合はやや爪とぎ時に窮屈さを感じるかもしれないこと以外はデザイン性、耐久性についは人間も猫も大変満足のいく爪とぎです。
購入された方の満足度が非常に高いこともうなずける大変良い爪とぎです!
猫ではないので本当の爪とぎの使用感は想像でしかありませんが、猫たちを見ていると、気持ちよく爪も研げる様子。
ただ・・・。お値段がお財布に優しくないのがカリカリーナの普及ハードルを高めているのかもしれません・・・。
一番のお安いソファ爪とぎのカリカリーナスタンダードでも最低7,560円~の価格です。
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カリカリーナ 爪とぎ ベーシック エンジェルピンク スタンダード ¥ 7,560(参考価格) ※楽天の方がお店によって時々安いことがあるようです。 |
スタンダードサイズは小さめなので、少しでも自宅の猫さんのサイズにあうか心配な方はグランデ(L)、グラングラン(XL)の購入をおすすめするのですが、その場合10,800円~と猫の爪とぎとしてはかなり高級な部類に入ります。
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【メーカー直送】カリカリーナ Basic(ベーシック) グランデ Amazonで検索 楽天で検索 |
実際購入してみると、耐久性が非常に高いので、猫さん1匹くらいであれば1~2年はもつので長い目で見ると決して高級ではないのですが、やはり猫の爪とぎ(しかも消耗品)に1万円・・・は躊躇する方も多そうです(笑)。
スタンダードは3~4キロくらいまでの猫さんにはちょうど良いサイズですが、それ以上大きな猫さんには、グランデ(L)やグラングラン(XL)など大きいサイズのカリカリーナをお勧めします。
写真だけで比較するとあまり大きさが変わらない様に見えますが。
カリカリーナ スタンダードサイズ(M)は
本体重量:2500g
カリカリーナ グランデサイズ(L)は
本体重量:3400g
カリカリーナ グラングランサイズ(XL)は
本体重量:4700g
です。
カリカリーナのふるさと納税もありましたよ
ちなみに、カリカリーナの製造会社が千葉県の館山市だからか、館山市のふるさと納税にはカリカリーナもありましたよ。
(お値段は3万円)